FC2ブログ

ちゃぶ台、引き出し、将棋台、火鉢 の修復のお仕事をさせていただきました。

修理事例のご紹介

今回は、長野県伊那市 K様のご依頼品です。
遠方よりお持ち込みいただきありがとうございます。


修理前の写真はこちら

ちゃぶ台
ちゃぶ台 修理前

引き出し
 引き出し 修理前

将棋台
将棋台 修理前

将棋台横から
将棋台 修理前 その2

火鉢(修理前の写真を撮り忘れたので、写真は板金修理と清掃が完了したもの)
火鉢


具体的な修理内容については下記のとおりです。

ちゃぶ台
 ・表面削り直し
 ・塗装 (天面のみ:現状より濃い色に)
 ・脚ぐらつき調整
引き出し
 ・表面削り直し(前面・上・横)
 ・底板追加(4段)
 ・着色塗装(本体、引出前板)
 
 ※なくなってしまっていた引き出し受け桟追加
 ※裏板追加
 ※前板飛び出し調整
  (古い引き出しは大抵、本体の側面の板が縮んで、引き出しが
   飛び出した格好になっている。
   大抵は、引き出し後端が調整用に削れるようになっている。)

将棋台
 ・脚ぐらつき直し
 ・清掃
 ※オイル塗装

火鉢
 ・底板金受追加→こちらは板金のプロに依頼。


まずは引き出しですが、

最初はこの状態
引き出し修理前
取っ手を外して塗装をはがしていきます
引き出塗装はがし→ 引き出塗装はがし
そして塗り直し、取っ手を取り付けると

こうなりました。
引出 修理後

引き出しの底板にも新しい板を入れなおしてあります。
引き出し 


ちゃぶ台も
天板の上面のみ、塗装をはがしていきます。
ちゃぶ台 修理中


塗装をはがすと同時に傷もとれ、美しい生地がでてきます。
ちゃぶ台 塗装はがし後


そして色を合わせて塗装をすると

こうなります。

ちゃぶ台 修理後

こちらの将棋台は、もともとは削り直しを希望されていましたが、
大工のおじいさまの手作り品だそうで、

とても雰囲気があり、削りなおすと、この良さが消えてしまうと思いましたので、
清掃し、オイルを塗ることをご提案させてもらいました。

この格子は、手で切り込みを入れてあります。

将棋台

脚も地獄ほぞという手の込んだ構造になっていました。
将棋台 脚 

将棋台 アップ 



少しノリガついてしまっていた火鉢
火鉢

中の板金が傷んで灰がこぼれるようになってしまっていたので、
高山市の田中板金さんに作り直していただきました。

さすが板金屋さん完璧な仕上がり。
しかもわざわざ古いトタンの材料を手に入れてきて、
この火鉢に合う雰囲気で作り直していただきました。
(新しいトタンだとステンレスみたいにピカピカしている)

火鉢 


冬以外にも置台として使いたいとのことで
ふたを新たに作りました。

こんな感じです。

古い引き出しの扉の鏡板だった
ケヤキの古材と、本体の素材に合わせて
カキを使いました。

火鉢 ふた


やはり古材を使った分、元の雰囲気との
相性も良いように思います。

火鉢 ふたあり




以上4点
お直し完了しました。


k様は、先代先々代より使われていた品々を
お母様より譲受けられたとのこと、
ご自身も昔から古い家具を使っていたとのこと。
これから使っていくうえで、ちょっと手直しをしたいとのことで
ご依頼をいただきました。

古い味を残しながら、新しい生活に使いやすいように
またお好みの色あいに合わせて修復させていただきました。
もちろん、ぐらつきや不具合は直してあります。

aa_R.jpg 


素敵なご縁をいただきありがとうございました。
勉強させていただきました。
b_R.jpg



天野拓(たく)

心と身体がよろこぶ家具作りをしています。
ちゃぶ台と家具の修復に特に力を入れています。

飛騨高山の
家具工房やどりぎ 

その他の修復の事例は ホームページの 修復の仕事 からご覧いただけます。




関連記事

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。