先達

近所の家具屋さんを訪ねてきました。

前々から気になってはいたのですが、なかなか機会がなく。

ようやく訪れることができたところです。



高校生の時分から10年間、いくつかの会社での修行を積まれてから独立した
60歳を過ぎた職人さんのお話は心に刺さることばかりでした。

・3年は継続すれば会社のことが見えてくる。

・完璧になってから独立することなんてできない。作りながら勉強するんや。

・機械も安く、工房だって探せばある。乾いた木材も手に入るし、独立するなら今がチャンス。

4月から勤める工房のことで色々考えていた時期だったので、すごく考えさせられました。

自分は、地元高山の人に愛される家具屋を目指していますが、まさにこの方はそれをやっておられました。
桐ダンスの修理や高山箪笥の修理、建具の調整や天井の修理までやってのける、
まさに町の家具屋さん。

「一生懸命やっていれば、仕事はまわってくる。」

そんな言葉とともに、希望を頂きました。


吹上御苑の三面鏡を作ったこともあるという方です。
飛騨には、そんな腕のある職人さんがいるんです。
でも、跡継ぎはいないとのこと。

3年工房で働くか
1年で独立し、こういった先輩方のアドバイスをもらいながら勉強させてもらうか。

じっくり考えます。

でも、「つらいから逃げる」ってことはしたくないと思っています。
つらい時は人が成長する時だと思うので。

「1年必死にやって、1年後前向きに独立」
それが今の目標です。


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里山は宝の山

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里山を宝の山に
というセミナーに参加してきました。


■感想
・60歳以上と思われる方の参加が多かった
・高校生の発表に思わず目頭が熱くなる。若い人の情熱と可能性が、世の中をよくしていく予感がした。
そして、自分も年長者からは同じような目で見られているかも?ということに気づいた。
智恵と技術は年長者から学び、自分は行動力、情熱、可能性を武器に進んでいこうと思う。
・「地元学」という言葉を初めて知った。地域づくりの手法・ないもの探しより、あるもの探し・地元の魅力、資源を再発見。下記の手法とともに、活かせる考え方だと思った。
・「地元の魅力を再発見する手法」
 歩く・見る・聞く・調べる
  写真を撮る・地図を作る・文字に記録する
   テーマ別に分ける
    他地域などの他の事例を調べる
     地元の条件に適合させる
      発表する
       実行する


■これからの行動
・森守クラブ、山と森のお援け隊 の薪作り体験や、間伐材の収集・運搬作業に関わってみる。
・高山高校の「いのちの森」を訪れ、高校生と話をしてみる。
 →総合交流センター構想と高校生の取り組みのマッチングを検討する。
・地域の木材を使って家具を作る。森の担い手の顔が、使い手に見える家具作りをしていく。
・「地元の魅力を再発見する手法」を使って、高山の魅力を考えてみる。
 
飛騨高山高校環境科学科

昨日もま、いい刺激をもらいました。
高校生には負けません。体力・気力・行動力!

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学びすぎた

今日は充実しすぎでした。

学び1

かんなを研いでたら、五感が鋭くなってきたことに気づく。
手の感触、目、研いでいる音、砥いだ研ぎ汁のにおい、(口に含んでないので4感でした・・・)

学び2
同期のお手伝いをして、きっちり仕込んだカンナが、よく働いてくれるのを実感した。
二日かけて、裏押し、裏打ちから、研ぎ、台直し、と調整した甲斐があった。
かんなって、すごく論理的で、合理的な道具。
きちんと調整してやれば、合理的な働きをしてくれる。調整するポイントが多すぎて、まだまだ完全にはほど遠いけど。

学び3
先輩に誘ってもらい、近所の中古機械屋さんに初めて行く。
機械のことで困ったら、助けてもらおうっと。良さそうなおっちゃんでした。

学び4
有機農業の勉強会にいき、有機農業の現状を知る。
『新規就農者の8割が有機農業を希望」って聞いた。これってすごいこと。


学び5 運命的な出会い!?
主催もよく理解せぬまま参加した勉強会だったけど、
東京にいたときに出会ったワリカンの社長と再会。

そして同じワリカンの4月から働く工房のすぐそばで、堆肥を作っている方にお会いできた。

運命やな。東京にいたときに興味持った会社の方と
こんな形で出会えるとは。ほんと人生ってわからんが、楽しい。

妻との計画。今年は有機野菜を作っていこう。

んでもって、今日の出会いで、ひらめいた。
「有機家具」 なるものができないだろうか。

「有機家具」とは

生産から消費までの過程を通じて化学薬品・農薬等の合成化学物質や生物薬剤、放射性物質、(遺伝子組換え種子及び生産物等)をまったく使用せず、その地域の資源をできるだけ活用し、自然が本来有する生産力を尊重した方法で生産されたものをいう。


有機農産物の定義を少し文字っただけですが、
作りたいものの方向性として違和感なし。


学び多き一日でした。

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卒業制作三作目 -飾り台-

卒業制作三作目 -飾り台-

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高さ86センチ、幅45センチ、奥行き36センチ

上から引き出し、飾り空間、開き戸
という構造です。
材はナラで、框組みで、板はナラの合板です。

昔なら電話台。
玄関やリビングのアクセントにどうでしょうか。
ベッドの枕元には・・・、ちょっと高いかな。
お椀や花瓶を飾るのにも良いかと思います。

写真で紹介↓

引き出し 埋木を四角にしてみました。
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引き出し 飛騨高山箪笥に使われていた、框組みの前板です。戦時中、金属がないときに作った方法だそうで、手をかけるところが彫り込んであります。(通常は上だけですが、開け易いように下にも手掛けを掘ってあります。
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開き戸  こちらも同じ手掛け。左と上に彫り込んであります。
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こだわりのマグネットキャッチ
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「マグネットキャッチと私」

マグネットキャッチとは?

収納の開き戸についていて、閉めると磁力でパチッと閉まるあれです。

扉が奥に入ってしまわないよう、そして開いてこないように、仕上げに取り付けるんです。

これが好きになれないのです。
閉めるときの「パチッ」とする音、
開くときに磁力に逆らって外す感触
安っぽい見た目
申し訳ないが好きになれないんです。

さて、どうしたものか!???

木組みの錠前、打掛というひっかける金具、を見てみたり
先輩に意見を聞いて色々考えました。

その中の一人のアドバイスで「磁力の弱い物があるらしい」と聞いて、
その言葉をヒントに、結局、木工用ボンド(酢ビ)を塗って、磁力を弱めてみる方法にしてみた。

これが大成功。

扉を開ける感触は軽く、閉める時の音も優しい。

でも、もっと優しい音で閉まる方法を模索中。
木の当て止めにして、マグネットは埋め込んでおく、っていう方法ができないかな~。

以上、「マグネットキャッチと私」


もう、製作期間、学校生活が残り少なくなってきました。

製作は、後はスツールの仕上げ塗装のみ。
最後まで気を抜かずやっていこう。


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スツールの天板とカンナ


今日は一日中、かんなをかけていた。

スツールの天板は最初の下手なカンナがけが災いして、なかなかビシッと仕上がらず。

カンナを研いで、
天板を削っての繰り返し。
10回近く研いだ。
そして2回やり直した。 一回目は、自分で納得がいかず。
二回目は、先生に見せたら「まだまだやな~、これなら機械で磨かなだめやろ。」
と言ってもらい。
おかげさまで朝仕上げた時よりは進歩した。
まだまだだが。
明日朝、仕上げに向かう。

今回は、かんながけで仕上げようと思っている。

市販のものはサンドペーパーで磨いて仕上げるのが一般的。
(時間や技術的な理由。塗装との兼ね合いもある、)

なぜ今回、「かんな仕上げ」なのか。

・かんなで仕上げた肌は輝きがあり、美しい。(に比べてペーパーだと輝きが落ちる。)
・かんながけの質感が、ペーパーにより、均質で無表情になってしまう気がする。

・ペーパーがけでごまかすのではなく、
今の持てる力を出した仕上げを技能作品展で見ていただきたい。



かんなで完璧に仕上げて、
その後、作るものやお客さんの好み、
オイルやワックスなどの塗装も含めた最終仕上げ
との兼ね合いで決める。
そんな形を目指している。

写真は、新しく購入したS-1という砥石。
今まで使っていた3000番より、目の細かいもので6000番、刃先がピカピカに。
やっと、研ぎがマシになってきて、スタートラインに立てたって感じです。


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「手作り」スツール

八角形。これは角材の角をカンナで落としました。
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天板は2枚をくっつけます。

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八角形のうち、まずは4面を先を細くしていきます。

すると上が八角形、下が四角の素敵な脚ができました。
このまま使っても良いかも・・・
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下まで八角形にしたあと

初登場、内丸かんな。

砥石の角を使って研いでみたら、意外に良く切れて、使えました!



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かなり丸くなった。
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続いて「反り台かんな」を使って天板を削ります。

最初、がちゃがちゃになって傷だらけ。うまく削れなかったのですが、
かんなの台を調整して、刃の出を少なくすると、ピカピカになってきました。

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角は「南京かんな」で仕上げます。

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仕上がりイメージ?
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なんかこんなに手道具使えると思ってなくて、びっくりしてる。楽しい。
今日の実習時間の半分以上カンナで削る作業をしていたと思う。

仕上げにサンドペーパーをかけず、カンナ仕上げとしたいが
そのためには、逆目を起こさず美しく仕上げねば。

刃物を良く研いで、臨みます。


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告知:技能作品展 3/4

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http://www.takumi.ac.jp/mokko/sakuhinten.pdf

技能作品展が3/4 高山の岐阜県立木工芸術スクールで開催されます。

私の作品も展示・販売します。
気合いの入った作品たちが格安で購入可能です。

よろしければ、高山観光のついでに足を運んでください。


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学校でのスツール作成開始


残すところ、あと2週間。
テーブルをつくりたかったが時間不足と言われ、断念。

スツールを作ることにしました。

初の4本脚のスツール。

先の細い丸い脚
前後と横に開いた形(四方転び)
天板に反りをつける

花台や踏み台にもなるスツールを目指してます。

得意の(?)丸棒づくり。

内丸かんな
反り台かんな
のいい経験にもなるはず。
材料はメープル
初めて触るけど、白くて、木目が美しい。
適度な粘り気もあり、硬すぎず、かんなをかけてるととっても気持ちいい!

写真は2枚の板をビスケットを使って接合するために加工済みのもの。
天板になります。



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八角形 木取り

スツールの丸脚作りのための材料を作りました。
前回はすべて手でやったのですが、今回は木取りと八角形の作成までは機械を使いました。

「木取り」
学校ではなかなか機会がないです。

曲がったり割れが入ったり、皮がついていたり、色んな状態の木を、
加工し易いよう、そして無駄の出ないように、必要な大きさを切り出していく。
これができないと、ものは作れません。

丸のこ、帯のこをまずは使い、荒木取りをする。
そして、その切り口を、手押しかんなで平面を出してから、それを基準の面にして
傾斜盤で、脚の幅に切る。

ここまでの作業、実は学校では習ってないのです。

本当に基本的な木取りの方法を
木取りの達人である、元某木工会社工場長に教えてもらってやりました。


その後、角材を作り、
あとは手でやろうと思ったのですが
八角形まではできると教えてもらいました。
治具も貸してもらい見事八角形になりました。
4センチの脚7本、25センチの脚4本 ができました。
慣れない分時間かかりましたが、手際よくやれば、1時間程度でできる作業なのかな。
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ほんと、勉強になります。

同じ方法を応用して16角形ぐらいまでは作れそうです。

あとは自宅の作業場で、手で丸くするのみ。


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鳥獣被害

ご無沙汰しております。
先日手加工の実技が終わり
ほっとしています

今日からまた、色々作っていこうと思います。

さて最近高山でもイノシシなどの鳥獣被害の話題を聞きます。

たしかに農作物を荒らされるというのは深刻な問題なんだと思う。

でも、ここ5年から10年で急激に増えた理由を良く考える必要があると思う。

好き好んで動物が人里に出てくるのだろうか。

森が減ったから、森にえさがなくなったから。
それが理由のような気がしてならない。

狩猟の強化、防護柵の設置、罠の設置
どれも人間の身勝手な対策のように思えてならない。

もう少し、動物や自然の立場に立って考えてみると良いのではないかと思う。

でも、自分も根拠があって、そう言えているのではない。

里山のおじいさん、おばあさんはどのように感じ、どんな答えを持っているのか
気になります。



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ごあいさつ
高山で家具を作っています。
木の家具づくりと古い家具の修理が大好きです。
毎日勉強させてもらってます。

蔵に眠っている家具ありませんか?!(^^)!

あなたの生活に合わせたデザインや サイズの「あなたのため」の家具を ご予算内で提供したいと考えています。

「木の家具ってやっぱりいいな」
「木の道具ってなんだか落ち着く」
そう言っていただけるよう 仕事をしていきます。
ようこそ
『やどりぎのホームへ』
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