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美濃の手仕事


早速ですが、これはなんでしょう?
maguwa2


こうやって使います。
maguwa
こうやって和紙の水を混ぜるのに使うそうです。

縁あって、美濃で和紙作りを行っている職人さんを尋ねました。
現場で職人さんの仕事を見せていただきました。


落水紙という
型と落ちる水を利用して和紙に柄をつけることをされているそうです。

maguwa rakusui
これが型です。
色んなデザインがあるようです。

冒頭の道具を
マグワというそうです。

漢字で書くと馬鍬でしょう。
馬が畑を耕すときにひくあの馬鍬と形が似ているからでしょうか。

DSC_0532.jpg 

長年使われてきて傷んできていました。
DSC_0534.jpg

じっくり見るととてもよく考えて作られています。

痛みが激しくぜひ新調したいとのことで、
今回、新しくこの“まぐわ”を製作させていただきました!

はい。

もちろん、初めてのお仕事です。

まぐわ

現物があるので作れました。
この長年の使用に耐えた、
先人の知恵を参考にさせていただきながら、

maguwa
材料は水に強く、適度な重さと強度を備えたヒノキ

 maguwa

maguwa
納品時には、この両側の腕にピタッと寸法が合うかどうか、
余裕の取り方(あんまりぐらつきがあってもよろしくない)は
大丈夫か、など、実はドキドキしておりましたが、
無事にピタッと収まり、動きもなめらか。

「現状のものよりもう少し軽くしてほしい」
とのご要望に応えて、部材のサイズを絞り、持つ部分も
つかみやすいサイズにしてみました。

以前は機械で行っていたこの
水を“たてる”作業ですが、
この機会に、手で行うとのことでした。

お茶をたてるのと同じように、とても大切な作業。
手で行うと心地よい音がするそうです。

職人さんの道具を作らせていただくということで、
自分で使い勝手をイメージしながら材料の太さなど
確かめながら作らせてもらいました。

自分は、
手でやると気持ちもこもるし、作り手の心も整うと
感じながら仕事をしています。

「これを機に手で行う仕事に切り替える。」

なんて、仕事のご縁を頂いたことをうれしく思います。

maguwa


美濃の和紙職人 千田さんの工房はこちらです。↓

大光工房
〒501-3788 岐阜県美濃市蕨生725-1
(和紙の里会館の近くです。)

TURNSの取材記事はこちら


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ちゃぶ台、引き出し、将棋台、火鉢 の修復のお仕事をさせていただきました。

修理事例のご紹介

今回は、長野県伊那市 K様のご依頼品です。
遠方よりお持ち込みいただきありがとうございます。


修理前の写真はこちら

ちゃぶ台
ちゃぶ台 修理前

引き出し
 引き出し 修理前

将棋台
将棋台 修理前

将棋台横から
将棋台 修理前 その2

火鉢(修理前の写真を撮り忘れたので、写真は板金修理と清掃が完了したもの)
火鉢


具体的な修理内容については下記のとおりです。

ちゃぶ台
 ・表面削り直し
 ・塗装 (天面のみ:現状より濃い色に)
 ・脚ぐらつき調整
引き出し
 ・表面削り直し(前面・上・横)
 ・底板追加(4段)
 ・着色塗装(本体、引出前板)
 
 ※なくなってしまっていた引き出し受け桟追加
 ※裏板追加
 ※前板飛び出し調整
  (古い引き出しは大抵、本体の側面の板が縮んで、引き出しが
   飛び出した格好になっている。
   大抵は、引き出し後端が調整用に削れるようになっている。)

将棋台
 ・脚ぐらつき直し
 ・清掃
 ※オイル塗装

火鉢
 ・底板金受追加→こちらは板金のプロに依頼。


まずは引き出しですが、

最初はこの状態
引き出し修理前
取っ手を外して塗装をはがしていきます
引き出塗装はがし→ 引き出塗装はがし
そして塗り直し、取っ手を取り付けると

こうなりました。
引出 修理後

引き出しの底板にも新しい板を入れなおしてあります。
引き出し 


ちゃぶ台も
天板の上面のみ、塗装をはがしていきます。
ちゃぶ台 修理中


塗装をはがすと同時に傷もとれ、美しい生地がでてきます。
ちゃぶ台 塗装はがし後


そして色を合わせて塗装をすると

こうなります。

ちゃぶ台 修理後

こちらの将棋台は、もともとは削り直しを希望されていましたが、
大工のおじいさまの手作り品だそうで、

とても雰囲気があり、削りなおすと、この良さが消えてしまうと思いましたので、
清掃し、オイルを塗ることをご提案させてもらいました。

この格子は、手で切り込みを入れてあります。

将棋台

脚も地獄ほぞという手の込んだ構造になっていました。
将棋台 脚 

将棋台 アップ 



少しノリガついてしまっていた火鉢
火鉢

中の板金が傷んで灰がこぼれるようになってしまっていたので、
高山市の田中板金さんに作り直していただきました。

さすが板金屋さん完璧な仕上がり。
しかもわざわざ古いトタンの材料を手に入れてきて、
この火鉢に合う雰囲気で作り直していただきました。
(新しいトタンだとステンレスみたいにピカピカしている)

火鉢 


冬以外にも置台として使いたいとのことで
ふたを新たに作りました。

こんな感じです。

古い引き出しの扉の鏡板だった
ケヤキの古材と、本体の素材に合わせて
カキを使いました。

火鉢 ふた


やはり古材を使った分、元の雰囲気との
相性も良いように思います。

火鉢 ふたあり




以上4点
お直し完了しました。


k様は、先代先々代より使われていた品々を
お母様より譲受けられたとのこと、
ご自身も昔から古い家具を使っていたとのこと。
これから使っていくうえで、ちょっと手直しをしたいとのことで
ご依頼をいただきました。

古い味を残しながら、新しい生活に使いやすいように
またお好みの色あいに合わせて修復させていただきました。
もちろん、ぐらつきや不具合は直してあります。

aa_R.jpg 


素敵なご縁をいただきありがとうございました。
勉強させていただきました。
b_R.jpg



天野拓(たく)

心と身体がよろこぶ家具作りをしています。
ちゃぶ台と家具の修復に特に力を入れています。

飛騨高山の
家具工房やどりぎ 

お直しの問い合わせ(無料)はこちらからどうぞ
その他の修復の事例は ホームページの 修復の仕事 からご覧いただけます。




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丸棒をカンナで削る


おはようございます。

朝からイスの脚になる、丸棒を削っていました。

丸棒づくり1

こんな感じで 曲面になった鉋を使って削っていきます。

丸棒づくり2
内丸鉋という鉋です。

以下の写真のように「旋盤(せんばん)」や 「ろくろ」と呼ばれる回転させる機械を使う方法もあるのですが、

pwl-claj.gif


ぼくはカンナで削りたくなります。

初めは平らなカンナで
8角形を16角形としながら、角をとっていくので
カンナで削るほうが時間がかかります。

でもカンナで削るほうが好きなんです。


シュッと削っているときの音、感触

そして削ったあとの触り心地、なめらかさ
やさしいカーブ

手で確かめながら出っ張っている角を落としていく。
この工程

そして真円ではない、やさしくなめらかな丸棒。
まん丸も気持ちいいけれど、これも気持ちいい。

削っていると癒されます。

身体の感覚が研ぎ澄まされていきます。


丸棒づくり3

五感を使って家具を作っていると気持ちいい。

目も

鼻も

指先も

体幹も

いきいきとしてくる。


心と身体が喜ぶ家具作り

天野 拓
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「飛騨の木ではしを作ろう 岐阜」 岐阜まで

「飛騨の木ではしを作ろう 岐阜」


ということで、先日金曜日から岐阜まで行ってきました。
飛騨から岐阜は同じ岐阜県ですが、2時間以上かかります、、、


飛騨、高山、いずれも好評いただき、晴れて岐阜進出となったわけです。
主催のNPO法人 縁がわさん 呼んでいただきありがとうございます。

会場はOKBふれあい会館

ふれあい会館というから、公民館的なもの

131125161809_0.jpg
(写真はネットよりお借り)

を想像していたのですが、

行ってみてびっくり

ドーン!


300px-Gifu_Fureai_Plaza02.jpg

何フロアもあり吹き抜けもある巨大な建物でした。

この中の一室で

「飛騨の木ではしをつくろう」

やらせていただきました。
当日の案内です。
ひだの木ではしを作ろう 岐阜 


こんな感じでお話から
4.jpg 

ちょっと緊張気味か子どもたち、、
いや、自分が緊張していたのか、

まずはこの日使う「木」のことを身近に感じてもらいたい
と思いながら、立木のお話や葉っぱのお話
木の年齢と年輪のお話を。


どこまで伝わってるかな~。
しっかり聞いてくれているのですが、
もっともっと子どもたちの気持ちになって
わくわくする魅力を伝えられればと思います。


こちらは

2.jpg 

木を選んでいます。
今回用意した飛騨の木は

「ひのき、ナツメ、ほお、くり、けやき、さくら」


の6種類、
木のにおい、色、手触り、重さなど感じてみてもらいたいです。

子どもたちの選ぶ理由は様々です。
色の濃いものを選ぶ傾向があるように思います。

さて子どもたちはこの中からどれを選んだでしょう?
正解は最後の写真で。

こんな流れで進めていきます。
6.jpg 


削っていきます。
21462547_550956605235494_5597099895889775182_n.jpg 

始まるや否や、すぐさま、
親御さんから手取り足取りの指導があったりするのですが、
それだと、そのままいろいろと指導したくなるのが
大人というもので、、、

「できるようになるまでが楽しい」
「かんな使ったことありますか?
 すぐに大人たちより上手に削るようになります」
と言ってみたりして、少し様子を見守っていただけるように伝えます。

もち方も最初にちゃんと教えますが、
どう持ったっていい、とも思います。
けがをする持ち方でない場合は、そのまま様子を見ます。

どうしても削れず困っている場合は、
もちろん手助けはしますが。

教えられるばっかりではなく、自分でやってみる、周りのうまくやっている人を見る
など自分で考える、工夫する体験もしてもらいたいと思っています。

3.jpg


21462692_550956671902154_2102049788690424277_n.jpg

まず初めに、自分で削った木の肌を指で触ってもらいます。
この時が一番びっくりしているかな?
鉋で削る醍醐味ですね。ほんとツルツルになります。
お父さんお母さんもびっくりされます。

夢中になっているので少し気が引けますが、
慣れないことをかなり集中してやってきているので、
途中休憩を挟みます。

やめたくないという様子の子もいます。

お茶を飲んですぐに戻ってきて始める子もいます。
うれしいですよね。
楽しいです。ほんとにぼくにとっても、楽しい時間です。


夢中で削ってだいぶ細くなっちゃう子もいますが、、
長めの材料を削っているので大丈夫。

削り終わったら、

自分の手に合う長さを自分で測り
自分で切ってみて、そして自分の感覚で
自分で作ったおはしという道具が自分に合っているか確かめる。


急ぎません、急がせません。
大切な工程であり、時間だと思います。

うまくやる必要もありません。
楽しく作ってもらいたいとだけ思っています。

およそ2時間かけてみんなの
自分だけのおはしができあがります。



冒頭に紹介した木の名前ですが、
どれがどれかわかりますか?

午前の部
ひだの木ではしを作ろう 岐阜 はし 


午後の部
21462863_550987898565698_2850775438355328922_n.jpg 

ふ~、

お疲れさまでした。

子どもたち、うちでどんな顔して使っているのだろう?
気になるな~。
想像するとまた喜びが膨らんじゃいますね。

自分で選んで いっぱい削って
自分で作ったおはしでご飯を食べる幸せ

楽しい時間をありがとうございました。



キャンセル待ちや定員オーバーで受け付けできなかったみなさん
すみませんでした。

また岐阜に行かしていただきたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

こちらでもたくさんの写真が見れます↓
よければクリックして「いいね」を押してあげてください。
縁がわさんのフェイスブックページ


心と身体がよろこぶ家具作り
家具工房やどりぎ
天野 拓
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おはしづくりご参加ありがとうございました。18日、今日までのイベントの案内!

おはようございます。
昨日は「飛騨の木でおはしを作ろう 岐阜」にご参加いただきありがとうございました。昨日の様子はまたあっぷさせてもらいます。

もしかしたら、こちらのページを見ていただけるかもしれないと思い、急ぎお知らせです。
私も知らなかったのと、検索しても見つけにくかったので、こちらのページに載せておきます。

本日9月18日 GIFU クラフトフェア が開催されます。
「ぎふ木育ワークショップ&木育ひろば」や
飛騨市のFabcafeのワークショップもあるそうです。

昨日、参加された方なら興味があるはずと思います。
チョロチューや、スプーン、おはしづくりなどのワークショップもあるようです。
(おはしづくり、もし行かれたら感想聞かせてください!次回のワークショップに活かしますので(笑)

せっかくなので、そのまま岐阜にいれば良かったです、、、残念

16日から開催されていたそうなので、参加された方、また教えてもらえるとうれしいです。

以下 GIFU クラフトフェア HPより引用 

今年も岐阜の秋の一大イベント、「GIFU クラフトフェア」を開催します。
200以上のクラフト作家さんが岐阜に集結し、ライフスタイルテーマごとに作品が並びます。

16回目の今年は、ジャパンブランドを支援するプロジェクトやイベントを展開している「JAPAN BRAND FESTIVAL」とコラボレーションし、岐阜の伝統技術やクラフトの質の高さも発信します
岐阜県発で海外でも活動を広げる企業の活動紹介やトークイベント、展示販売のほか、飛騨市にあるデジタルものづくりカフェ「FabCafe Hida」が来場し、飛騨の木とデジタル技術を用いたものづくり体験もできます。

作家作品を見て・買って・楽しむだけでなく、岐阜のものづくりの素晴らしさも体感して頂けます。

是非会場へお越し下さい。

【日時】2017年9月16日(土)、17日(日)、18日(月・祝) 10:00~19:00
【場所】アクティブG、岐阜シティ・タワー43、JR岐阜駅、アスティ岐阜


以上です。
今日も楽しい一日をお過ごしください。

心と身体が喜ぶものづくり
家具工房やどりぎ
天野拓
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ごあいさつ
高山で家具を作っています。
木の家具づくりと古い家具の修理が大好きです。
毎日勉強させてもらってます。

蔵に眠っている家具ありませんか?!(^^)!

あなたの生活に合わせたデザインや サイズの「あなたのため」の家具を ご予算内で提供したいと考えています。

「木の家具ってやっぱりいいな」
「木の道具ってなんだか落ち着く」
そう言っていただけるよう 仕事をしていきます。
ようこそ
『やどりぎのホームへ』
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